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TOKYOハンバーグ 「のぞまれずさずかれずあるもの」に出演します。

次の舞台は、、[目]

TOKYOハンバーグ
「のぞまれずさずかれずあるもの」

2019年に上演した舞台の再演に出演致します[ぴかぴか(新しい)]

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今回の物語は、

現在の「特別養子縁組制度」の制定に大きな影響を与えた、

ある産婦人科医に纏わるお話しです。


1970年代、

産婦人科医の菊田昇先生は

「赤ちゃんの命の尊厳を守りたい」という思いから、

中絶手術を求める女性を説得し思いとどまらせ、

生まれた赤ちゃんを、

子宝に恵まれない夫婦に無報酬で斡旋していました。


その際、法律を犯して偽の出生証明書を作成し、

引き取り手の実子とした事が、

当時、かなりセンセーショナルな事件となったのですが、

この事件が世論を動かし、

現在の特別養子縁組制度

《子供は、実親との法的な親子関係を解消し、
     養親と親子関係(実子と同じ)を結ぶ制度》

が法律で制定されました。


今作品は、

その子供を引き取った側の家族に焦点を当てた作品です。


赤ちゃん斡旋事件から40年後ー。

とある家族の物語ー。


想像してもしても足りない...と日々思います。

登場人物達の思いに、

皆んなでどこまでも寄り添いたいと思います。


今回の公演は、二部作になっております。

「宮城1973」は、菊田昇先生を主軸に書かれた物語。

「東京 2012」は、その子供を引き取った家族に焦点を当てた物語です。

私は「東京 2012」の方に出演致します[かわいい]

両作品をお得にご覧頂けるセット券もございます。

宜しければ、是非観にいらして下さい!^_^

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

TOKYOハンバーグProduce Vol.34
サンモールスタジオ提携公演

「のぞまれずさずかれずあるもの」
~二部作~

『宮城1973』
第25回劇作家協会新人戯曲賞最終候補作品

『東京2012』
第32回テアトロ新人戯曲賞受賞作品

大西弘記=作・演出

■作品散文詩■
頬を突き刺すほどの雨だった

稲妻の龍が天と地を支配し、
雄叫びをあげるたびに雷を落とす窓の外

個室のベンチシートに座り、
妻の白く細い掌を握り締めたまま
ある出逢いの時を静かに待っていた

大きな落雷、共に院内に響き渡る小さな産声
呼吸と瞬き、廊下を走る足音、

ドアが開く瞬間
すべてがスローモーションのようで
生まれたばかりの赤子を抱いた助産婦は云う

「産まれましたよ。可愛い女の子です。おめでとうございます。頑張りましたね」

まるで、その赤子を生んだ夫婦へかけるかのように・・・

1973年の晩秋、季節外れの嵐が荒れ狂う、丑三つ時

宮城県石巻市の某産婦人科にて欲しかった子どもに出逢えた。

■タイムスケジュール

宮=宮城1973◆ 東=東京2012◇

3月
17日(木)19:00宮◆
18日(金)19:00東◇
19日(土)13:00宮◆ 18:00東◇
20日(日)13:00東◇ 18:00宮◆
21日(祝)13:00宮◆ 18:00東◇
22日(火)14:00東◇ 19:00宮◆
23日(水)14:00宮◆ 19:00東◇
24日(木)14:00東◇ 19:00宮◆
25日(金)14:00宮◆ 19:00東◇
26日(土)13:00東◇ 18:00宮◆
27日(日)12:00宮◆ 17:00東◇

※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※受付、開場は開演の30分前。

■チケット料金※全指定席

◆前売/4000 円 ◆当日/4500 円
◆研究生割/3500 円(養成機関)※要証明書
◆学生割/2500 円(高校生以下)※要証明書
◆セット/7500 円
※『宮城 1973』『東京 2012』両作品が対象
/要予約/ローソンチケット、カンフェティでの取扱なし
(セット券ご希望の方はコメント欄にご連絡下さいm(_ _)m)

[るんるん]ご予約[るんるん]
https://ticket.corich.jp/apply/123053/202/

■サンモールスタジオ■

東京都新宿区新宿1-19-10
サンモール第3M-B1(劇場)

東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅
大木戸門出口徒歩3分

※駐車場はございません。

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お越しの際には公共交通機関をご利用ください。


■藤岡昌雄(元毎日新聞記者)■
(「宮城1973」の主人公のモデルになった新聞記者の方から)

五十年も前になる。

故菊田昇医師は、私を前に
初めて赤ちゃんのあっせんを公表した。
未婚の母による捨て子や子殺しをなくしたい一心で
違法を知りつつ十年もの間百件も続けていたという。
赤ちゃんの命を守るためと
正当性を強く主張していたのを覚えている。

翌日の新聞一面トップ記事として大きく報道され、
全国で議論の的になった。
公表後の菊田医師は賛否両論の中、
法の改正を強く訴え続けていた。

血縁重視の日本では難しかったが、
十四年後の1988年に特別養子制度が施行され、
いまは

「赤ちゃんの命と幸せが守られ、
未婚の母にも新しく生きる道を与え、
子どもに恵まれない家族に
赤ちゃんを与えることができる」

という主張が実子特例法として生かされている。

ふたたび、TOKYOハンバーグが
生前の菊田医師の葛藤を舞台化する。

これを機会に、
殺されようとしている赤ちゃんを助けたい
という信念を貫き通した菊田医師の意義を
改めて考えてみてはどうだろうか。

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